入局研修案内

先輩の声~入局の決め手~

八王子医療センター消化器外科・移植外科では一般消化器外科に加え、肝胆膵外科、移植外科、腎不全外科、内視鏡外科などの専門性の高い分野の診療、教育、研究を担当しています。当センターは約600床の大学病院としての一面を持ちつつ、八王子市の地域中核病院としての性格をもち合わせた施設ですので専門分野だけに偏らないバランスの良い研修・修練が可能です。

当科は大学病院の分院という性質上同窓生が多いですが、他大学や3年目の医師以外の方も積極的に受け入れております。また、医学生、研修医の先生方の見学も積極的に受け入れています。当科に入局した医師は皆当科で研修を積んだ経験から入局を決めていますので、是非とも一度見学、研修にいらしてください。

須田先生コメント
2022年東京医科大学卒、
初期研修:東京医科大学病院

私は令和4年度大学を卒業後、八王子医療センターにて2年間研修を行いました。その後紆余曲折、様々な進路選択に悩み、八王子医療センター 消化器外科移植外科に入局させていただきました。
入局を決心した理由は様々ありますが、1番の理由は医局の雰囲気の良さ・居心地の良さでした。研修2年間で様々な科をローテーションし、経験しました。その中で、こちらの医局は雰囲気が良く、研修医にも手技を経験させてくださり、クリニカルクエスチョンを持つように促し、疑問に対して熱心にレクチャーして頂きました。
ただ単に雰囲気が良いだけではなく、医局員全員が意識高く、チーム全体で同じベクトルを向いて医療を行っているようなムードを感じることができ入局を決めました。
手術の予習や復習も先生方と一緒にビデオを供覧し、大切なポイント、反省点など細かく個別で指導して頂きました。チーム全体でレベルアップしていこうという雰囲気を感じることができました。
他にも、八王子医療センターは大学病院でありながら独立した医局を持っていて、後期レジデントでも主戦力として、ただ学ぶだけでなく必要とされる存在として医療現場に出ることができ、より多くの症例や手技・手術に触れ合える環境であることもこの医局の強みであります。中規模の医局員であり、オーベンの先生からレジデントまでの距離が近くなんでも相談・質問できる関係であります。
入局にあたり、出向病院の場所や期間も気になる所であると思います。ここの医局は外科専門医を取得するまでに2年間の出向期間があり、病院も関東圏内の有名病院です。常に同じ病院にいるのではなく出向病院で長期間経験を積み自大学に技術や経験を持ち帰り活かせる所もこの医局を選んだ理由の一つです。同期や上下の先輩と数年後、経験を積み成長した姿を披露し合える楽しみがあります。
八王子医療センターは3次救命医療機関であり、急性腹症や外傷も数多くの症例を経験することができ、open ICUで集中治療管理も集中治療医と共に学び経験することができます。
入局選択は研修病院選択と違い人生の大枠となる大事な選択となります。様々な要素があり、悩むことは必須だと思いますが、私は自分の選択に後悔はなく、日々忙しく、楽しく、毎日学びと成長を感じています。ぜひ我々と一緒に最高のDoctor lifeを過ごしましょう。

岩間先生コメント
2021年東京医科大学卒、
初期研修:東京医科大学病院

東京医科大学八王子医療センター 消化器外科・移植外科 専攻医一年目の岩間 佳奈美と申します。初期臨床研修を二年間八王子医療センターで終えた後、令和5年度に入局を致しました。入局の一番の決め手となったのは、自分の理想とする外科医を目指すことができると思ったからです。初期研修医の頃から先輩方の手術に対する姿勢や患者さんと真摯に向き合う姿を見て育ち、自然とそうなりたいと思うようになりました。初めて執刀したヘルニアの手術では、手術がいかに奥深く難しいことであるか身をもって感じました。外科医は決して簡単な道ではないと日々常々実感しております。しかし、一つ一つ壁を乗り越えるたびに少しずつ自分の成長を感じることができ、これ以上ない環境で日々研鑽を積めることに感謝しております。医局の雰囲気や外科の楽しさを感じに是非一度見学にいらしてください。

横塚先生コメント
2014年東京医科大学卒、
初期研修:東京医科大学病院

2017年度、東京医科大学八王子医療センター 消化器外科・移植外科に入局致しました、消化器外科、移植医療に携わっております、横塚 慧でございます。
平成26年度に東京医科大学を卒業し、その後1年間を過ごし、平成27年から東京医科大学病院で初期研修を2年間行わせて頂きました。
初期研修医時代とは、環境を含め全てが変わりました。臨床の現場でより多くの経験を積みたく、人生をかけて入局させて頂いた所存でございます。
この医局の素晴らしい点は、既存の外科のイメージとは違い、雑務をこなし助手として手術に参加するのではなく、自らが手術を執刀できる機会が非常に多いということです。また医局全体の雰囲気も非所に教育的かつ診療に熱心であり、先輩後輩の教育関係がしっかりと構築されています。
医者になる前に想像した外科医になりたい、何かを変えてみたい、若くして手術をとにかくしたい、そういった希望をお持ちの方は是非八王子医療センターまでご連絡下さい。お待ちしております。

郡司先生コメント
2014年東京医科大学卒、
初期研修:八王子医療センター

私がこの医局に入局してよかったことは、消化器外科診療から移植医療、そして緊急手術などの救急医療と幅広い診療に携われていることです。外科医1年目として日々叱咤・激励の毎日ですが、とても充実した外科医の生活を送れています。若手外科医も沢山いるこの医局をみなさん見学しに来てください。

佐野先生コメント
2010年東京医科大学卒、
初期研修:八王子医療センター

当科に入局して今年で6年目、「自分は外科医です」と少し胸を張って言えるようになってきました。外科医になって何年経ったから一人前、というものはありません。自分はまだ「一人前」ではありません。まだまだ多くの経験・技術・知識が必要です。しかし、順調に「一人前を目指す外科医6年目」となっています。当科の手術教育は「やらされる」手術ではなく、「やる」手術です。やった気になっても意味が無い。自分でやれなきゃしょうがない。10例「やらされる」より1例「やる」方が早く一人前になる。自分は当科に入局して大正解だったと思っています。申し分ない環境で、良い指導医の下培った経験は最高の肥やしとなり、一人前の外科医が育ちます。どこに出ても勝負出来る、そんな「一人前の外科医」に早くなりたいという貴方、百聞は一見に如かず。一度当科の門を叩いてみて下さい。東京は八王子の地で、外科医として「一人前」一緒に目指しませんか?

富田先生コメント
2008年東京慈恵会医科大学卒、
初期研修:聖路加国際病院

このページを御覧になっている方は、当医局に興味を持ってくれた若手医師だと思います。私は下記の後輩達とは異なり、他の病院の救命救急センターを経た後、縁あって当医局に入局しました。全員が一致団結し、やりがいを持って日々の診療に当たっています。雰囲気は非常に良く、優しくて指導に長けた先輩医師ばかりです。若手については、一言で表すなら「少数精鋭」です。人数は決して多くありませんが、その分1人あたりの症例数は他施設よりも豊富です。特に執刀症例については入局初年度からかなり多く、また学年に比して難易度の高い症例にも積極的に挑戦します。各専門領域も充実しており、例えば多くの肝胆膵高難度手術や他施設ではなかなか経験できない肝移植にも携わることができます。学会発表・研究・論文作成も熱心に行っており、先輩から後輩への指導が足りないと感じる事はないはずです。後述の通り入局後のキャリアパスはしっかりと確立されており、我々は皆それに沿って成長しています。やる気に満ち溢れ「頑張りたい」と思っている外科志望の若手にとっては、自分が成長できる最高の環境だと思います。我こそはと思う方は、ぜひ一度見学に来てみて下さい。

入局後のキャリアパス

モデルケース

入局後のキャリアパス

*1 連携出張病院(HPより抜粋)
連携出張病院

*2 主な留学先

  • University of California San Francisco
  • University of California Los Angels
  • Louisiana State University Health Science Center in Shreveport
  • University of Wisconsin School of Medicine and Health
  • Massachusetts General Hospital Cancer Center

後期研修

初期研修を修了した研修医を対象に、消化器外科を中心に外科全般の研修を行います。プログラム内容については個々の希望を積極的に取り入れ、さらに専門外科へのステップアップの基礎作りを目標とします。研修年限は5年を基本とします。所属は当講座もしくは卒後臨床研修センターになります。

研修可能外科系診療科

胸部外科、心臓血管外科、麻酔科、救命救急センターなど

目標

急性虫垂炎、鼡径ヘルニア、胆石症の診断・治療・手術、腹部超音波、消化管造影検査、上/下部内視鏡検査、血管造影検査、各種カテーテル挿入、外科感染症対策、周術期管理、血液浄化法など、学会発表、インフォームドコンセント

後期研修終了された研修医、他施設で勤務されている医師を対象に、日本外科学会専門医取得を目差し消化器外科分野全般の研修、修練を進めます。肝臓外科、内視鏡外科、移植外科、腎不全外科などの専門性の高い分野の修練を希望される方も歓迎いたします。臨床面では外科基本手技のスキルアップに加え、学位取得や海外留学・国内留学も視野に入れ、興味ある専門分野の研修を加えたプログラムです。

当科関連認定施設

  • 日本消化器病学会認定施設
  • 日本消化器内視鏡学会認定指導施設
  • 日本肝胆膵外科学会高度技能専門医修練施設
  • 日本大腸肛門病学会専門医修練施設
  • 日本外科学会認定医、外科専門医制度修練施設
  • 日本消化器外科学会専門医修練施設
  • (社)日本透析医学会認定施設
  • 日本腎臓移植ネットワーク 腎臓・膵臓移植施設
  • 日本腎臓移植ネットワークHLA検査センター
  • 地域がん診療連携拠点病院

主な取得可能資格

  • 日本外科学会専門医
  • 消化器外科学会専門医
  • 肝臓専門医
  • 日本臨床腎移植学会腎移植認定医
  • 日本透析医学会専門医
  • 日本移植学会移植認定医
  • など

お問い合わせ

現在他施設で研修、勤務されていて消化器・移植外科に興味のある医師や研修医、医学生の方を対象に院内見学、説明会を随時開催しています。可能な限り希望に沿った柔軟な対応も可能ですので、詳細をご希望の方はお気軽にお問合せください。
連絡先:042-665-5611 佐野達(さの とおる)

受診される方へ

  • 初診をご希望の方は、紹介状をお持ちになって外来受付時間内に当センターへ直接お越しください。
  • 初診希望で紹介状をお持ちの方は、電話でのご予約も可能です。
  • 初診専用予約電話番号:042-667-5910 042-667-5915
  • 再診を希望の方で予約のない方は、代表電話番号より外科外来へご相談ください。
  • 肝移植・膵移植をご希望の方は、代表電話番号より移植コーディネーターの池田 千絵(いけだ ちえ)へお問い合わせください。
  • 042-665-5611(代表)